江の浦ビーチで2ビーチファンダイビングを実施しました。6月はアオリイカの産卵シーズンのため、水中は常時20パイ前後のイカが回遊し、産卵床周辺は終始にぎやかでした。特にこの日は透明度や水温の条件も良く、観察にはぴったりの一日となりました。
コンディション
- 透明度:8m前後
- 水温:20℃
- 天候:晴れ、凪
- スーツ:5mmウェット+ベスト
この時期の水温は徐々に上昇しており、ドライスーツからウェットスーツに切り替えるダイバーも多くなっています。
水中は冷たさを感じず、快適に過ごすことができました。浅場ではネンブツダイの群れや、スズメダイの産卵行動なども見られ、夏の訪れを感じさせる雰囲気でした。
Dive 1|産卵床(最大水深16m/潜水時間45分)
1本目はエントリー後すぐに産卵床へ。透明度はやや白っぽさが残っていたものの、20パイほどのアオリイカが産卵床の上空を舞っており、すぐにその存在を確認できました。
胴長50cm前後の個体が多く、ペアで産卵行動を行っている様子や、オス同士の小競り合いも見られました。
卵は産卵床にびっしりと産みつけられていて、ライトを当てると中に稚イカの目玉が見えるほど!
イカたちはこちらに驚く様子もなく、至近距離まで接近しての観察・撮影が可能でした。ガイドラインに沿って行動すれば、ビギナーでも十分に楽しめるポイントです!
Surface Interval
ログ記入と軽食、水分補給を行いながら、参加者同士で1本目の感想を共有。
「イカが想像よりもはるかに大きかった」「動画を撮って家族に見せたい」といった声も多く、休憩中も盛り上がりが絶えませんでした。
Dive 2|産卵床再訪(最大水深16m/潜水時間45分)
2本目は再び同じエリアへ。状況は変わらず多くのアオリイカが滞在していましたが、今回は1本目では見られなかったシーンが!
産卵床の下に大型のウツボが潜んでおり、卵を狙って動く姿が確認できました。
ウツボが産卵床に近づくと、親イカは体色を黒く変化させて威嚇行動を開始。
数分間にわたってウツボの動きに合わせて旋回し、周囲の個体と連携するようにガードする姿は非常に印象的でした。
自然のリアルな攻防を目の当たりにし、「これは今日一番のシーンだった」との声もありました。
ログ後ランチ|小田原だん
2ダイブ後は器材を片付け、車で10分ほどの人気食事処「小田原だん」へ移動しました。
休日ということもあって店の前には行列ができていましたが、店内に入ると活気があり、どのメニューも新鮮でボリュームたっぷり。
今回は名物の「江の浦丼」と蕎麦のセットを選ぶ方が多く、地魚の刺身はどれも厚切りで食べごたえがありました!
「こんなに魚が盛られてると思わなかった」「ダイビング後にこれは反則級!」と笑いがこぼれるほど。味・量・雰囲気ともに大満足でした。
参加者コメント
- アオリイカが予想より大きく迫力があった。
- 常にイカが視界に入っていて、密度の高さに驚いた。
- ウツボとの攻防がリアルで息を飲んだ。
- 海も食事も最高で、またすぐにでも行きたい。
まとめ
6月の江の浦は、産卵シーズンならではの生態観察ができる魅力的な時期です。
アオリイカの数が多く、観察・撮影のチャンスが豊富で、同時に他の生物の活動も活発化しており、自然の営みを強く感じることができます。
産卵床はアクセスのしやすい浅場に設置されているため、初級者の方でも無理なく楽しめるのが特徴です。
今シーズンのアオリイカ観察は8月頃が目安。ご希望の方はお早めにご相談ください!
店舗・筆者情報
店舗名: 伊豆高原ダイビングスクール渋谷店
住所:東京都渋谷区渋谷1−8−5 グローリア宮益坂503
電話番号: 03−6421-0981
メールアドレス: shibuyadive@tbz.t-com.ne.jp
営業時間: 12:00〜21:00
休み: 不定休
公式LINE: https://lin.ee/4YpNom5
筆者プロフィール
名前: 土屋 遼将(ツチヤ リョウマ)
生年月日: 1998年3月2日
経歴: 大学卒業後、単身小笠原へ移住。自然の素晴らしさ、海の素晴らしさ、そしてダイビングの面白さ・素晴らしさに魅了される。
ダイビングの魅力を広めるために帰京し、都内の別ダイビングショップを経て、現在 伊豆高原ダイビングスクール渋谷店 店長 に就任。
「このツアー気になる!」という方、お早めにご連絡ください♪
皆さんと最高のダイビングを楽しめるのを楽しみにしています!
それでは、また海でお会いしましょう!