ダイビングインストラクター研修1週間

ダイビングインストラクター研修 1週間の記録

1日目:オープンウォーター講習のサポート

研修初日は、オープンウォーターダイバー講習に参加し、インストラクターの後ろについてお客様のサポートをしました。初めてお客様の講習に同行するということで緊張しましたが、実際に近くでサポートしてみると、学ぶことが多かったです。インストラクターの指示の出し方や声掛けのタイミング、お客様が不安を感じる瞬間など、今まで気づかなかったことを肌で感じることができ、大きな収穫となりました。

2日目:デモンストレーションで失敗

オープンウォーター講習2日目。この日は自分がデモンストレーションをする機会がありましたが……まさかの失敗をしてしまいました(笑)。緊張していたのか、動作がぎこちなくなり、お客様よりも自分のほうがバタついてしまいました。インストラクターには「まあ、最初はそんなものだよ」とフォローしていただきましたが、悔しい気持ちが残りました。

しかし、こうした失敗も経験のうち。次回はしっかり成功させるぞと気合を入れ直しました。その後は、お客様がマスククリアやレギュレーターリカバリーなどのスキルを練習し、最後はみんなで水中を遊泳しました。講習の合間にリラックスして泳ぐ時間があると、お客様も安心し、楽しんでもらえることがよく分かりました。

3日目:ショップでの勉強と救急対応の練習

この日は海には入らず、ショップでの勉強と体験ダイビングの講習について学びました。ダイビングの指導だけでなく、安全管理やお客様への対応など、陸上での知識もインストラクターには欠かせません。

また、ダイビング中の救急対応として、心臓マッサージ(CPR)の練習も行いました。水中では何が起こるか分からないため、こうした知識と技術を身につけることは非常に重要です。ダイビングは楽しいスポーツですが、安全があってこそだと改めて実感しました。

4日目:体験ダイビングの講習

この日は体験ダイビングの流れを学び、自分がインストラクター役になってお客様に説明する練習をしました。いざやってみると、言葉が出てこなかったり、説明が前後してしまったりして難しかったです。普段、当たり前のように行っている動作でも、いざ説明しようとすると意外と難しいことが分かりました。

しかし、ここをスムーズにできるようになれば、お客様の安心感につながります。まだまだ練習が必要だと感じた一日でした。

5日目:プールで徹底練習!

この日はプールでのスキルトレーニングを行いました。400mクロールをはじめ、さまざまな泳ぎのテストをしました。普段のダイビングではあまり意識していませんでしたが、泳ぎの基礎力はやはり大事だと感じました。泳ぎの技術がしっかりしていれば、水中での動きもスムーズになり、何かあった時の対応力も変わってきます。

また、オープンウォーターダイバー講習で必要な技術の練習も行い、その中で「ウエイト脱着」に大苦戦しました。左右どちらから付けるのか分からず、3~4分ほど悩んでしまいました笑。水中で焦らず対応することの大切さを身をもって学びました。

6日目:体験ダイビングの流れを実践!

今日は体験ダイビングの一連の流れを自分が実際に行うことになりました。講習から水中の案内までを担当しましたが、いざ本番となると頭が真っ白に……。伝えたいことはあるのに、言葉が全然出てきませんでした。インストラクターとして、お客様に分かりやすく説明する力がまだまだ足りないと痛感しました。

しかし、こうして実際にやってみて初めて気づくことも多かったです。失敗したからこそ、「次はこうしよう」「こう言えば分かりやすいかもしれない」と考えられるようになりました。この経験を活かし、もっとスムーズに話せるように練習していきたいと思います。

研修1週間を振り返って

この1週間で、ダイビングインストラクターとしての基礎を学び、多くのことを経験しました。特に「伝える力」の難しさを痛感しました。頭では理解していても、それを実際にお客様に分かりやすく伝えるのは、思っていた以上に難しいです。

また、実技面でも、デモンストレーションの精度を上げたり、スムーズな動きを意識したりする必要があると感じました。まだまだ課題は多いですが、ひとつひとつ乗り越えて成長していきたいと思います。来週も全力で頑張ります!