ナイトロックス(エンリッチド・エア)講習、通常でも安い!

日程1日(下記Q&A参照)
講習費:5,500円(アドバンス講習受講生は無料)
申請費:4,400円
教材費:無料
ナイトロックス対応のダイブコンピュータは必須になります。
※レンタルコンピュター:1,100円
※最終的に掛かる金額はQ&A参照。
講習前に一回試してみたい。と言う方は
ナイトロックス体験ファンダイブ
ナイトロックス講習費が無料になります

リトルリッツでナイトロックス(エンリッチドエア)対応のダイブコンッピューターをお買い上げの皆様にナイトロックス講習(5,000円)を無料プレゼント!
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※どのメーカーでも講習費無料。
講習終了後はナイトロックス会員年間8,000円で使い放題。海洋公園、富戸、で全てのダイビングがナイトロックスタンクへ変更できます。1本1,200円のアップグレード料金が掛からなくなります。
ナイトロックス(エンリッチドエア)を使うとこうなります

通常の空気よりも無限圧限界を伸ばす事ができるようになります。
また違う視点で見ると、空気を使うよりナイトロックスを使うと減圧症に対するリスクが減ります。
例えば、水深18mの欄を見てみると
・空気での無限圧限界時間が50分
・ナイトロックス32%の無限圧減秋時間が90分
と表記されています。計算すると無限圧限界が1.8倍となることが分かります。
水深30mで見てみても
・空気での無限圧限界時間が15分
・ナイトロックスでの無限圧限界時間が25分
こちらは約1.66倍の時間水深30mに滞在できるということになります。
なぜ無限圧限界時間がこれほど延びるかというと、空気よりナイトロックス32%を使って潜ると呼吸するタンクの中の窒素の割合が少ないので体に窒素が溜まりにくいという結果になります。
Q &A
器材は通常のものでいいの?
従来のものが使えます。
ただし、必ず定期的にオーバーホールをされているレギのみ使用可能です。オーバーホール期限の切れているレギュレーターは不慮の事故を防ぐためレンタルレギのご利用をお願いします。
講習のスケジュールはどうなるの?
学科をダイビング前もしくはログ付け後に行います。
酸素アナライザーの使い方実習
ナイトロックスタンクを2本使って海洋実習
という流れになります
通常のファンダイビングより1時間半~2時間のお時間を頂きます。
指導団体の制限はある?
制限はありません。
どちらのダイビング指導団体でも受講可能です。
最終的に掛かる料金は?
1日で受講終了です。
・2ビーチ:13,200円
・ナイトロックス(エンリッチドエア)タンク:1,200円×2本=2,400円
・講習費+申請費=9,900円
・サービス料:300円(ダイビング保険代です。)
最終合計25,800円円(当店コンピューター購入者:20,300円)
※上記料金は伊豆海洋公園、富戸の場合です。他のポイントの場合ナイトロックスタンクの料金差額が発生します。(ナイトロックスタンク1本1,200円~2,500円となります。)
以上の理由より海洋公園、富戸が潜水禁止の場合。講習は基本延期とさせていただきます。
アドバンス講習に混ぜこむことも可能です。講習費がお得なります。
巷で酸素バーなるものが流行ったり、スポーツ番組で頑張った選手が酸素吸入してる姿最近よく見ますよね
酸素がかなり手軽になものになってきて知名度が上がってきた昨今ダイビングにも使われて注目されています。
ダイビング中もっとこの水深で粘って写真が取りたくなることありませんか?もうちょい粘れる?
減圧症が気になる?そんな方は是非この続きを見ていってください!
ナイトロックスで潜ればあなたの気になるところが解決していくかもしれないです。

ナイトロックス講習にご興味いただけました方へ
このコーナーはナイトロックスの予習復習に使える様になっています。
実習は海で行いますが知識はここで少し勉強しておくと当日の学習が楽になるかもしれません。

窒素、酸素の人工的に混合したガス
私たちが普段ダイビングで使っているタンクの中身は空気です。これも窒素と酸素の混合ガスですが、
その成分は常に一定です。これを空気潜水と分類しましょう。
これに対して複数の成分を混ぜた呼吸ガスを使用するダイビングをミックスガスダイビング(混合ガス潜水)と呼びその中の1つがナイトロックスダイビングとされています。
また空気に酸素を混ぜて強化したという意味でエンリッチド・エアー・ナイトロックスとも呼ばれる
enriche(エンリッチ)は
・豊かにする
・質的向上
という意味らしいです。
ナイトロックスは(nitrogen窒素/oxygen酸素)_の部分を足してnaitrox
造語見たいですね。
ナイトロックの窒素/酸素の比率は一定ではない
空気の成分はおおよそ(窒素80%+酸素20%)これより酸素分圧(酸素の割合)の高い呼吸ガス
ここでは酸素濃度25~40%を対象としてナイトロックと呼びます。
この講習では40%以上の酸素濃度のナイトロックスは使わないので割愛します。
現在のレクリエーショナルダイビングでは一般的に32%を使用
一般的なので
酸素濃度32%のナイトロックスはナイトロックス1と呼んだりもします。
そのほか一般的に使われる
ナイトロックス2(酸素36%)やナイトロックス40(酸素40%)もあります。
世界的にも「ナイトロックス使いたい」といえばナイトロックス1(酸素32%)
が出てきます。
ナイトロックスには酸素濃度が高い事で得られるメリットとデメリット
窒素濃度が低くて得られるメリットがあります。
長所(空気潜水と比べて)
- 同深度での無限圧潜水時間が長くなる
- 同深度で窒素酔いにかかりにくい
- 2本以上潜る場合の休憩時間を短縮できる
- 呼吸が楽で疲れない(一定条件下の場合)
- 潜水後、疲労感が少ない(個人の感想です)
- ダイビング中の呼吸ガスの使用量が減少する(と教科書には書いてあるが効果は限定的)
- 空気潜水と同じと考えて使用すると減圧症リスクを軽減出来る
- セーフエアーとして定義され普及に努めている
短所(空気潜水とくらべて)
- 酸素濃度が高いために普通の空気潜水では起こらない水深で酸素中毒の危険性がある
- 最大可能潜水深度が浅くなる(32%で約30m、36%で25m、40%で20m)
- タンクの価格が高い(リトルリッツではナイトロックス使い放題プランがある)
- 講習を受けなくてはならない(ナイトロックス・スペシャリティー)
- ナイトロックス用の機材が必要(ダイブコンピューター)
- 現状ではどこでも容易に入手出来ない(リトルリッツのホームグランドでは利用可能です)

酸素は人間の生命維持に絶対必要である。しかし多すぎると酸素中毒になり、少ないと酸素欠乏症になる
通常の空気潜水では酸素中毒かかることはほぼないがナイトロックスを使用するダイビングでは危険性があるので注意が必要です。
ナイトロックスは浅い水深、短時間潜水を目的として空気潜水の障害である減圧症、窒素酔い等を軽減し酸素中毒のリスクを若干背負うことを前提にして開発された潜水用ガスである
酸素中毒の原因
高い酸素濃度の環境に晒されると中枢神経に影響が出て短時間の内に症状が出始める。
これが神経系の酸素中毒(急性酸素中毒)
あるいは中程度(PO20.6以上)の酸素濃度の環境に長時間さらされると呼吸器に
炎症変化を起こし肺型酸素中毒(慢性酸素中毒)になる
これらの酸素中毒は吸気する酸素濃度と吸入時間が大きく影響する
さらに個人差が大きく同一事物でも日によっても変わる。水温、温度、CO2量、運動量の影響もある
そのため安全マージンを多くとる必要がある
酸素中毒の症状
酸素中毒には急性的なものと慢性的なものがる
しかしレクリエーショナルダイビングでは慢性的な酸素中毒の可能性は非常に低く稀なのでここでは課題にしない
急性酸素中毒にフォーカスを当てて説明を見ていきましょう
急性酸素中毒は前兆なく発生することがある
急性酸素中毒は突然意識不明になったり、突然全身痙攣・麻痺を起こすことがある
急性酸素中毒に罹ると死亡例に繋がることも少なくない
酸素中毒の症状を見て予防に心がけましょう
- 視覚狭窄
- 耳鳴り
- 不合理な行動
- 不安感の増加
- めまい、吐き気、息切れ
- 唇のぴくつき、筋肉・手足の震え、痙攣
- てんかんに似た痙攣、全身麻痺、意識障害
予防方法
- 淳酸素(40%を超える酸素濃度)を用する潜水をしない
- 空気、および混合ガス潜水で酸素分圧が1.6気圧を超える潜水の禁止(レクリエーションダイビングでは酸素分圧1.4気圧を超えてはならない)
- 呼吸ガスにより最大潜水可能深度を決定し厳守すること
- 体内CO2の蓄積を少なくする(※)
(※)適切で充分整備されたレギュレーターを使用する
(※)無駄な水中運動を避ける
(※)水中での呼吸は普通通りに行い、呼吸を止めたり、呼吸の感覚を長くしない
(※)過度な水中運動の禁止、水中での重労働の禁止
酸素中毒の対処法
酸素中毒になったら直ちに浮上させる。
意識がなければ通常の救急法の手順
|
空気
|
32%
|
36%
|
50%
|
水面
|
0.21
|
0.32
|
0.36
|
0.50
|
10m
|
0.42
|
0.64
|
0.72
|
1.00
|
15m
|
0.53
|
0.80
|
0.90
|
1.25
|
20m
|
0.74
|
0.96
|
10.8
|
1.50
|
25m
|
0.84
|
1.12
|
1.25
|
1.75
|
30m
|
0.95
|
1.28
|
1.44
|
2.00
|
35m
|
10.5
|
1.44
|
1.62
|
2.25
|
40m
|
10.5
|
1.60
|
1.80
|
2.50
|
酸素濃度1.4気圧までがレクリエーショナルダイビング使える範囲になります。
空気では水深40mでも酸素中毒のリスクはありません
32%ナイトロックスでは30mまで
36%ナイトロックスでは25mまで
50%ナイトロックスは15mまで
が使用できる範囲です。
酸素濃度が高くなりすぎる50%ナイトロックスはもともと水深15mまでしか使えないのでレクリエーションダイビングでは使いません。
ナイトロックスダイビングは空気潜水時の、窒素酔いや減圧症のリスク軽減を計り、無限圧限界時間の延長を目的に呼吸ガス中の酸素成分を調整し一般の空気より酸素濃度を増やしている
空気潜水なら酸素濃度は常に一定のために通常のダイブテーブルやダイブコンピューターの設定で良いが、ナイトロックスは使用する酸素濃度によって採用するダイブテーブルやコンピューターの設定が変わってくる
時には酸素中毒のラインギリギリの所で使用する場合もある。また製造時の不注意で酸素濃度が低すぎるまたは高すぎる値で充填されることも考えられる。
ナイトロックスは製造者、使用者の責任で酸素濃度を分析、確認しなければならない。
ナイトロックスの分析は酸素濃度だけでよい。
分析のタイミングは製造後と直前が望ましい
分析の終了したナイトロックスのタンクにラベルを貼り付けて置くことが必要です。
ラベルには酸素濃度、使用水深の記入が必須で使用者、計測者の記入も望ましい。
ナイトロックスタンクには通常の空気タンクと区別が付くように大きくペイントされている
酸素分析計の使用方法は講習当日、担当のインストラクターから指導を仰ぐこと
酸素濃度分析の誤差は±1%まで許容される。
誤差が1%より大きい場合はダイブコンピューターの設定を調節して再度使用できる深度の確認をすること
ナイトロックスで使用するレギュレーターは基本的には空気と同じ器材が使用できる。
しかし通常より酸素濃度の高いナイトロックスはゴムの酸化を促進させる場合があるので通常のメンテナンスを受けているレギュレーターの使用をしてください。
メンテナンス期限の切れているレギュレーターは使用禁止です。レンタルのレギュレーターなどをご利用ください。
通常のレギュレーターが使えるのは酸素濃度40%までのナイトロックスです。
40%より高濃度のナイトロックスは日本では保安上、素材上「純酸素扱い」となる。ので通常利用が出来ない。
ダイブコンピューターの仕様
ナイトロックス使用の場合ダイブコンピューターは必須携帯です。
ナイトロックスモードのあるダイブコンピューターをご使用ください。
リトルリッツでコンピューターご購入の場合はすべてナイトロックス対応コンピューターです。
ご使用方法も直接ご案内いたします
- 酸素濃度32%のナイトロックスは水深30mまで、酸素中毒に気を付ける
- レギュレーターは通常のものを利用可能
- ダイブコンピューター使用は必須です
- 酸素濃度分析をして誤差は1%まで
- ナイトロックスを使用するダイビングでは過激な運動を避ける
- 減圧症予防に良い
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