アフターショック 事故後の鬱(レスキューに入った後に自分の対応が良かったか?と悩む)について 

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前書き:
そういえば、最近考えても居なかったアフターショック。今のダイビング業界の現場の若い子たちには馴染みがない言葉なのではないか?と思ってネット検索をしても情報が無い。誰も記事として書いてないので自分で記事にしてみようと思いました。今後色々詳しい人たちの話が出てくることを望みます。

※長いので誤字脱字があると思われますがご容赦くださいませ。

導入:
さて、私たちは現地ダイビングインストラクターとして活動をしております。ダイビングを一般の方に楽しんで頂く為の水先案内人のような仕事です。

以前、一般の方も受けられるファーストエイド(CPRや止血方法、怪我の対処)を教えるインストラクターもしていた時期がありました。

そこの教材の中にアフターショックと言うものがあって、一時救命をした後の気持ちの変化があるかも知れないよ。
そんな場合に備えておきましょうという内容の講習後に見るビデオ教材でした。

当時23歳くらい仕事でツアーに行った先でダイビング事故に遭遇しました。1番近くにいた私は事故の対応に当たったのですが、その後心境の変化が見られ一人長椅子にポツンと座りながらアフターショックのビデオ見ておいて良かったなーと思ったことを記憶しております。
この時一緒にレスキューに入ってくれた方々はみんな年齢的に上の先輩インストラクターの方たちばかりで、先輩方はその後もいたって普通に過ごしていることに若干の腹立たしさを感じたのを覚えております。(こう言うのも含めてアフターショックであったのだと思います。)

そんな経験から15年くらいたって今、ダイビングやレスキューのインストラクターを指導する立場になったとき、このような状況に対応できる教材が無いなと思っています。

若いダイビングインストラクターたちが初めて事故対応をした後、気分が落ち込んでも、一日でも早く気持ちに整理を付けられるように記事にしてみたいと思います。

目次:

・アフターショックとは

・アフターショックになったかな?と思ったら(対処方法)

・アフターショックになりやすい方(想像。詳しい文献読みたいです。)

本文:

第1章 アフターショックとは

アフターショックという言葉を調べても出てくるのは映画の記事とか

先日車で事故を起こしました。トラウマです。とか

そんな内容ばかりです。

今回は事故現場の一次救命に当たった後に生じる

・気分のが落ちて元気が無くなる
・自分の対処が正しかったのか不安を感じる
・その後あの人どうなっただろうか?など心配する
・現場を目撃して気分が冴えなくなる
等々を事故対応後に訪れる気分のマイナス変化をアフターショックと呼びます。
医学的には急性ストレス障害と言われる部類に入るそうです。

これ等の様な気持ちの変化をアフターショックと呼んで行くことにします。

こういった現場に遭遇した場合ほとんどの方がアフターショックになる可能性が有ります。更にその事故を担当し一次救命を施した勇気のある方がより大きなアフターショックを受ける事があることを知っておいてください。

第2章 アフターショックになったかな?と思ったら(対処方法)

ダイビングインストラクターは事故と向き合わなければならない事が少なからずあります。

スキー業界ではゲレンデに専用のレスキュー班が常駐しているでしょう。
シーズン中の海水浴場にはライフセイバーが常駐しています。

しかしダイビング業界ではそのような専用のレスキューチームが存在しません。

なぜなら私たちダイビングインストラクターがそれを兼務しているからです。
スキーや海水浴とは違い日本のダイビングサイトではダイビングインストラクターの引率が基本になっているので現場で何かあれば自分で、もしくは周りのダイビングインストラクターの力を借りて対処をします。

ダイビング事故で多い溺水、減圧障害、さらには心停止や外傷、気分が悪いなど対応もさまざまです。

・自分の対応が正しかったのか?より良い方法があったのか?
・対応は迅速に出来たか?自分が担当したことで遅くなってしまってないか?
・曳航中に水を飲ませてしまったのではないか?
・口から泡を吹いている人をみてびっくりしてしまった
・顔面蒼白で何をしていいか分からなくなって萎縮してしまった
・自分のグループで事故を起こしてしまって気が動転してちゃんと対応できたか分からない。
・CPRの手順を間違えたかもしれない
・酸素吸入の段取りでてこずって遅れてしまった
など、ココには無い感情でも気分の落ち込みを感じたら、まずは周りの人にさっきの出来事や自分の対応、今自分がどう思っているかを話しましょう。

アメリカ映画なんかよくあるシーン?
イスを円状に集めてみんなで自分のしてしまったことやどう思っているかを順番に話し合う。
そんなシーンを見たことは無いでしょうか?

ダイビング業界でしたらきっと彼方と同じ様にレスキューを経験したことの有る先輩インストラクターは沢山いらっしゃると思います。

そんな方々に自分の話を聞いてもらいましょう。

都市型のダイビングスタッフの方だと海を潜る機会が少なく自分のお店の先輩やオーナーもレスキュー現場に遭遇したことが無い。そんな場合でも相談を躊躇しないで話を聞いてもらいましょう。

一度で自分の気持ちが整理が付かない事もあるかと思います。そんな場合は別のお店の方でもいいので相談してみるといいでしょう。

相談する相手が居なければ、自分の感情を一度文章にしてアウトプットしてみます。

人に話すことや文章で自分の気持ちを吐き出出すことによって
気持ちを整理することが出来ます。
第一は声に出して、話すこと大事です。

あなたが話を聞く側立場なら、相手の話をじっと聞いてあげてください。
具体的なアドバイスは得にしなくてもいいと思います。聞いてあげてください。

そして、対応が間違っていなかったと教えてあげてください。

あなたが事故の対応をしたおかげでより良い方向に向かったことは間違いの無いです。他の人は対応すら出来る状況には無かった。訳ですから。

まとめ:

アフターショック:事故対応後に起こる、気持ちの変化。考えすぎたり、不安感に襲われる等の気持ちの変

対応:自分の気持ちを他人に聞いてもらう。又は文章にして自分の気持ちを一度客観的に見られるようにする。

将来的にはディスカッション形式のワークショップのような形で広まれば良いかな?と思っております。

若いダイビングインストラクターや一般ダイバーの方々もダイビング事故を目撃する前に受けて頂けると、アフターショックの予防策になると思い。ココに記します。

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