アドバンス講習必修科目 ナビゲーション

ダイビングを始めてやっぱり憧れますよね。自由に好きなところを好きなだけ潜る。

ガイドに付いて潜るのも楽しいけど、自分たちだけで自由に潜るっていうのもまた別な楽しさがあります。

そんな時、どうやって水中を行って帰って良いか分かりますか?
出来ない。そう思っても仕方がないです。出来るようになったらいいんです。

必要なスキルは

・ナチュラルナビゲーション
・コンパスナビゲーション

今回はこの二つについてお話していこうと思います。

このサイトはアドバンス講習の予習復習が出来るようになっています。


ゴール:ナビの基本とコンパナビの仕方、ナチュラルナビの仕方が分かります。

もくじ

  • ナビゲーション技術(基本)
  • ナチュラルナビゲーション
  • コンパスナビゲーション
  • ナビゲーションを使った水中競技

ナビゲーションの技術(基本)

ナビゲーション技術を習得することで潜水時の現在地や、方向距離を把握することができます。

最初にナビゲーションで重要な事は向かう方向と、どれだけ離れたかの距離です。ではどのようにして方向や距離を計っているのでしょう?

距離を計る

キックサイクル

道具を何も使用しないで距離を計ろうとするときに、陸上では歩幅を使うことが有効ですが、水中では歩くことは非常にこんなんなため、水中では泳ぐ時のキックサイクル(フィンキックの数)を利用します。キックサイクルの数え方は左右のフィンキック一往復で1回と数えます。

キックサイクルの注意点

A点~B点へ泳ぐ際のキックサイクル数と
B点~A点へ泳ぐ際のキックサイクル数が合わないことがあります。

原因:潮流による影響、キック時のちから加減など

これらは

  • ダイバーの健康状態
  • 疲労状態
  • キックサイクルのスピード
  • フィンキックの方法など

ダイバー本人の要因によってキック数は変化します。またカメラや装備品の抵抗、更に潮の流れなどの外的な要因によっても大きく変化します。

基本的に、水中で正確な距離を測ることは不可能ですが、おおよその距離感をつかむ方法がキックサイクルです。

手による計測

短い距離を計るときに有効な手段です。

両手を広げた幅はだいたい自身の身長と同じといわれています。あくまでも身長は目安ですが実際の幅を計っておけば短い距離を計ることができます。身長150cmのダイバーが手を2回広げれば3mということになります。

道具による計測

メジャーや目盛りの付いたロープ等を使用し計測することは最も正確な計測方法です。しかし距離感や複雑な地形等には適しません。場所や状況に応じて使い分けることがよいでしょう

時間による計測

予め何メートルに何秒かかったかを計測して覚えておきます。かかった時間を目安とし、同じ時間分進めば計測した距離と同じ分だけ進んだ事となります

ナチュラルナビゲーション

ナチュラルナビゲーションとは

陸上で、学校や会社いに行くときには、目印となる交差点を直進や右折(左折)しながら目的地に向かっていると思います。これがナチュラルナビゲーションです。

水中では、特徴のある地形や目印などを覚えたり水中ノートに書いたりして移動します。例えば右手に砂地、左手に岩地を見ながら泳ぎ、戻るときには左右を逆に出発点に戻ります。

ダイビング前のナチュラルナビゲーション

ダイビングン前に潜水ポイントを水面から覗いてみましょう。水中で役に立つ情報が収集できます。

水中で目標物となるものやその場特有の状況があるはずです。水中マップと照らし合わせてみましょう。

工物
ダイビングポイントにあるガイドロープや目印になる漁礁、テトラポットなど

地形の目印
水面から見える目印になる岩やその周辺の大きな特徴のある岩などを確認することで自分の位置も分かります。

太陽
太陽の位置でも方向が分かります。エントリー時に太陽が右側にあるなら左側にくるようにすれば元に戻る事ができます。

ポイント
ここで重要なことは情報をメモに取り水中マップや水中ノートに書き写し、いつでも情報を取り出せるようにしておく事です。また、気が付いたことや新しい情報は常に追加し、より安全なナビゲーション計画を立てましょう。

水中でのナチュラルナビゲーション

ダイビング前にも幾つか目標となる目印がありましたが、水中にはさらに多くの情報があります。その情報を多く集め利用すればより正確で安心なナビゲーションとなるでしょう。情報には目に見えるものと見えないものがります。

水底の形状
【斜面】登戸下りで方向が分かります。大抵浅場へ進めば岸、深場へ進めば沖に進むことになります。スタート地点から見た傾斜で帰りは反対に戻ります。

【砂紋】岸寄りの地形でよく見られます。波やうねりの作用で岸に対して平行にできます。また、砂紋の感覚が狭ければ岸に近い証拠です。逆に広がれば遠のいています。

自然物(地形)
【岩、壁、根、ドロップオフ】特徴のある岩を目印とします。壁と自分の位置を考えると方向が分かります。生き返りの左右を逆に知れば同じ場所に戻ることができます。


動植物
サンゴ、カイメン、ウチワ海藻類と動かない固定のものでもあれば目印と考えます。ダイビングポイントのロケーションの一部がサンゴしかない場所であったり、海藻しか生えていないようなところでも場所を特定することができます。

人工物
ガイドロープなどは非常によく目立ち良い目標となります。ダイビングポイントに寄ってですが、アンカーや桟橋の柱砂に埋もれたタイヤ等によく周囲を見渡せば多くのものがあることに気が付きます。また、スタート地点に人口の目標物を置くことで目印とすることもできます。

太陽光
目標物そしての太陽は代位bンぐ前のチェックでも取り上げましたが、水中でも太陽の位置や光の差し込み具合を利用できます。また、影も同じく重要な情報です。自分に対しての太陽光、影の向きで方向が分かります。。光の強弱や当たりの明るさでもある程度の水深も判断できます。

水の動き
【カレント】一定方向へ動く両流の向きは往復の目安になります
【水面の波】エントリー前と潜降後の水面の波の向きを確認し、波の向かう方向で判断できます。
【うねり】うねりは浅い場所ほど大きくなります。揺れの大きさで深度の目安となります。


ボートダイビングの場合などアンカリング中の船のエンジン音やアンカーが引っ張られる音など一定の場所から聞こえてくる音も利用できます。しかし、音は方向ではなく遠近の目標程度とすべきです。

ポイント
水中には方向を決定するのに多くの目標物があり、それぞれを組み合わせてナチュラルナビゲーションをする事がよいでしょう。また固定出ない水の動きや光、音などは変化することを忘れないようにしましょう。ナチュラルナビゲーションは透明度、透視度影響されます。

コンパスナビゲーション

ナビゲーションのベテランでも、透明度、透視度の悪いときやナイトダイビング時にはナチュラルナビゲーションが出来なくなり、方向を間違えてしまうこともあります。このようなときはコンパスナビゲーションが有効な手段となります。

【コンパスを使用する利点】
コンパスを使用すことで方向が確認でき、目的場所に到達できるようになり、ダイビングの楽しみが増えてきます。エキジットポイントまで確実にナビゲージョン

コンパスの構造

コンパスの選び方

ダイビング用のコンパスには、次のような機能や特徴があるものを選びましょう

  • 液体入りケースのもの:水圧に耐えられる様になります
  • コンパス本体を30度くらい傾けても磁針が動くもの
  • 回転ベゼルはグローブを使用していても動かしやすいもの
  • 磁針やインデックスマーク等に暗くても見やすいように蓄光塗料が塗ってあるもの
  • 文字盤やインデックスマークが見やすいもの
  • ダイブコンピュータと一緒になっているデジタルコンパスも普及してきました。

一般にダイビング用として販売されているコンパスは、上記機能を満たしています。コンパスを選ぶときはインストラクターに相談して選んでください。機種によって使いが方が異なります。

コンパスの持ち方

トップリーディング:両手で粉p巣を持ち脇をしめて固定させると真上からコンパスを読むことができます。またラバーラインが体の中心に来るので誤差が少なく効果的な方法です。

サイドリーディング:両手を目の前にまっすくのばし体の中心に合わせ横窓から読みます。伸ばしている分腕が自由になりラバーらーんが動きやすいです。

リストタイプのコンパス:片腕を前に伸ばし、もう片手で伸ばしたひじをしっかり使い見ます。この時掴んでいる腕は直角になるようにしましょうまた、コンパスの位置が体の中心になるように、コンパスもしくはつかんでいる腕を動かし合わせます。長距離の移動になると腕が付かれます。

※どのタイプのコンパスでも、必ず体の中心にコンパスが来るように合わせてください。コンパスは常に水平に保つことが大切で、前後左右に傾きが大きいと磁針が正常に機能しなくなる恐れがあります。

コンパスの使い方

直線の往復:

  • 行きたい方向にラバーラインを向ける
  • N極にインデックスマークを合わせる
  • 目標物の設定。自分(A)とゴール地点(b)との間に目標物C点を設定する
  • A点、C点、B点をつなぐ直線を上をC点、B点を見ながら移動する
  • 帰りは180度逆にすれば元の場所に帰れます

使用上の注意

コンパスのラバーラインを体の中心に合わせ前方を目的地に向けます

コンパスを水平に維持します

設定したコンパスの磁針(N極)とインデックスマークがずれないように目標物に向かって泳ぎます。コンパスの確認は手首を動かずに体を回転し行います、泳ぐときの姿勢も重要です。体が曲がると間違った方向へ泳ぐと場合あり方向が狂います。

コンパスナビゲーションのパターン

四角形パターン

右回りなら+90度
左回りなら-90度

で出発地点より4回同じ距離を進んで回ってくると出発地点に戻れます。

三角形パターン

右回りなら+120度
左回りなら-120度

方向を帰る角度は外角分になるので60度ではなく120度になります。

正確なナビゲーションをするためには

コンパスを信じる
とても重要なことです。沈潜や鉄が多いところではコンパスは狂うことがありますが、そうではないところでは常に自身は正確に北をさします。不安は自身の無さから生じます。、自身は多くの経験を積むことで身につくでしょう。特に初心者におおいのですが、自分の感覚とコンパスの方向が合わなくなると不安になりコンパスを信用できなくなることがありますがコンパスは常に正しいのです。コンパスを信用してすることが重要です。

ゆっくり泳ぐ
速さを競うわけではありません。自分とバディーにあったスピードでゆっくり確実に進むべきです。スピードを出すと力が入る分早い疲れや体のブレが生じ少しずつズレていきます。

陸上で練習する
一通りのことが理解出来たら必ず陸上で練習してください。コンパスになれるには最適の方法です。方角を決めたら様々なパターンを歩いて行ってみてください。インストらクターと共にするのが良いでしょう。繰り返し練習することをお勧めします。コンパスの扱いに成れてきたら今度は実際に海に出て試してください。

水中ロゲイニング

水中ロゲイニング

チェックポイントが記載されている水中マップを手にコースを回るダイビングの競技

ゲーム性が高くなるように各チェックポイントの点数は最後に発表される

ダイビングの基本ルールを守らないと減点される

回ったポイントの合計点で順位が決まる

各グループが自由にエントリー時間が決められるので混雑も防止できる。